サッカーの観方についての本を読んでみた
スカパーとJ Sportsに入って、年間そこそこの試合を見るようになった。スタジアムに足を運ぶことも増えてきた。いろいろ詳しくなったかというとそうでもないところもあり、もっとちゃんと理解できたら面白くなるだろうなと思って戦術的な見方に興味が出てきた。漫画でジャイキリ読んでる影響もあるね。チームの戦術がそのまま表で開けっぴろげに語られることは無い訳だけど、そういうこと考えながらみてると90分あっという間である。よくわかってないけど。
こう観ればサッカーは0-0でも面白い 「戦術」と「個の力」を知的に読み解く (PHP新書)
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共に日韓W杯、その後のドイツW杯にも選ばれて活躍していた宮本、福西という元代表選手が出版年はズレてるものの同じように「サッカーにそれほど詳しくない人」をターゲットに戦術やサッカーの観方を解説する本を出してるというのは面白いなあ、と。2人とも僕のひとつ上の学年で、宮本さんは同じ高校だったこともあってU-17の頃から知ってたし(直接面識は無いけど校内では有名だったしね)、福西は奥さん出身の磐田で活躍して、あの頃の磐田はめちゃくちゃ強かったもんなあとよく覚えている。
その2人がたまたまなのか戦術の入門書みたいな本を書いてて、しかも今年S級ライセンスの取得を目指してるといろんなところで出て来ると、一回りしてその辺の選手たちが監督やコーチとしてまたサッカーの現場に出てくるんだなーと思うと感慨深い。
話はそれるけど、ドイツW杯の選手と言えば、闘莉王、中沢みたいにJ1主力の選手も入れ歯玉田に巻に茂庭と、J2でガンガン活躍している選手もいれば、柳沢や中田、みたいに引退していく世代だったりもする。その前の日韓やフランスについては名波みたいに既に監督になってる人もいて、その「かつての名選手が監督になって行く様」ってのも楽しみ方のひとつだなーなんて思ったりしてね。
サッカー観戦のポイントや、こういうところをこう観ると面白いとか、このポジションはこうだとかこの選手の特徴はこうだとか、自信の選手として、解説としての立場からみた経験を盛り込んでの話はなかなか面白い。正直自分が観たかった、もっと具体的で踏み込んだ感じの話と言うところではやや消化不良なんだけど、わかりやすくて文章が丁寧でどちらも読みやすかったので良かった。こういうの観てるとテレビで観てるだけじゃなくてやっぱりスタジアムに足運んで観たいなあと思うし、普段は上から俯瞰してみてることが多いけど、前の方のチケット高いところで観るのも楽しそうだなあなんて思ったりしてね。
いずれにしても、家の近くでサッカー見に行けるのはやっぱり幸せ。それがJ1なら尚よしなんだけど、それはまだまだここから大変そうだ。ははは。