Web屋パパの日々の泡

子育て、ウェブ、サッカー、キャンプ、とりあえず身の回りのいろんなことを自分のログとして書き記していくブログです。

中古マンションの住宅情報誌には出てこない闇

闇と言い切っていいものかはわからんけど、マンションの自治会会報みてたらなかなか根深いなーと思ったので記しておく。マンションに限らず日本中どこでもあることだろうけど。

自治会運営の改善のために幹事の方々が会議されて、一部でアンケートを募ったという結果。普段の生活の下支えというのか、いろんなことやってもらってることは承知の上でこれはなかなか大変やなあと。うちも多分近いうちに回ってくるんだと思うけどね。

運営で困っている点が挙げられていて、これが結構たくさんある。

  • 自治会費の集金が負担大
  • 自転車の駐輪シール確認、更新費集金が負担大
  • 夏祭り運営が負担大
  • 夏場の植え込み散水が負担大

などなど。

散水は当番制でうちも順番回ってくるし、あとは廃品回収の時に高齢者の方の住まいの分を集めて回るというのもあったりする。みんなで支え合いながら、快適に過ごせるようにと自治会運営はなされるわけで、確かにまあ順番に回ってくると言ってもなかなか大変だろうな。


築40年くらいの中古マンション、必然的に40年住んでる高齢の住民が多く、僕みたいに中古で買って入ってくる30代や親子で別に住んでる人たちの若手世代もいて子供の数も多いのだけど大半は引退した世代の人たち。最初の頃は良かったろうけど、40年も経てば夏祭りや散水なんてのも確かに大変だろうな。

自動化できるところは自動化して、管理会社に委託する部分は委託すればいいと思う。マンションの夏祭りを自治会の方が屋台出すとなると検便だの当日の準備だのも確かに大変だろう。だだっ広い「敬老席」に大量の老人が陣取って子供抱えた人や小学生が地べたに座ってる風景も見慣れた。それがいいのかわからないけど。


はっきりと高齢化社会の縮図になって、30,40代が上の世代を支えていくという構図が出来上がってる。自分の親みたいにミクロだったり、日本全体でとマクロ過ぎるとなんとなく自分を言い聞かせながら頑張るのだけど、マンションくらいの規模感だとなんとなく腑に落ちないこともある。

夏祭りは屋台じゃなくて出来合いの飲み物食べ物を買ってきてやりましょうって意見もあって、それはもはや祭りじゃないと思うけど、自分が準備する側に回るとなると確かに大変やなあと思うですよ。地元の神社の祭りには自治体が別だから組み込まれてないしね。子供が大きくなれば勝手に行ったりするかもしれないけれど。「見に行くだけ」の祭りと、自分の町の祭りは全然違う。僕も郊外ニュータウンの出身で「自分の町の祭り」みたいなものはなかったからよくわかる。地蔵盆は祭りのようで祭りじゃないものな。その地蔵盆すらなくなろうとするわけでね。


「惜しいからなくさないで」という感情論ではなくて、じゃあ誰がやるのか、いくらかかるのかみたいな話で、イベント屋に頼んで自治会費が月1,000円上がると言われても納得しないわなー。子供らは寂しがるだろうけど仕方ないことなんだろうな。

時代とともにいろんなことは移り変わっていくし、ある程度はどうしょうもないことなんだろうなと思ったりする。政治だの教育だのでも同じことなんかなと思います。変わらないものってなんだろうなと思うと、個人や家族や友人とのつながりだったりする気がして、基本的にはそういうことを大切にしたいなと思うけど。昔から地域に対する帰属意識みたいのは極めて低いからなあ。地元愛とか愛国心とかってやっぱりピンとこないのです。

地元は好きだし、例えばスポーツなんかは顕著に国の代表を含めて地元頑張れと思うけど。自治体だの近隣だの、子育ての視点からは考えないとなあと思うけどマンションの自治会とかになるとどうも他人事みたいに思えてしまうなあ。