Web屋パパの日々の泡

子育て、ウェブ、サッカー、キャンプ、とりあえず身の回りのいろんなことを自分のログとして書き記していくブログです。

先週会いに行ったワンコが亡くなった話

実家のワンコが亡くなりました。16歳、くらいかな。ハナちゃん。

ハナの思い出


ペットが亡くなってしまうことがこんなに堪えるものだとは思ってなかったってのが正直なところで、結構堪えてる。多分、一緒に過ごす時間が多かった妹やオカンはもっとだろうな。


週末、お祝い事で帰省してたからと気を遣ってだまっていて、今朝になってオカンからの電話で知らされました。妹も、兄も、知らせないようにと特に何もFacebookにも書いてなくて、身内のそういう優しさはありがたいけどやっぱり振り返ると堪える。ありがとうね。


▼いやん、と目を隠すのかわいい
ハナの思い出



保健所で、処分される前のをたまたま巡り合わせでもらってきて、そこで亡くなってたかもしれないところを一緒に過ごす事が出来て、とても楽しかったな。小さい頃に家にやってきて、嫁が家に来て散歩に行ったり餌あげたりするようになって、娘も一緒に庭で遊んだり帰るたびに「ハナちゃんと散歩行きたい!」っていうようになってしんみりと見守ったりしてね。


▼キーック!
ハナの思い出




一緒に過ごしてきた家族を失った哀しさみたいのと同時に、子供らもその死からなにかを感じてくれたらなと冷静に思うところもあって、息子も死んだということは理解してるけど、多分理解としては「仮面ライダーが悪者にやられて死んだ」みたいのと多分同じくらいで「もう会えない」まではわかってるのかなぁと。一方娘はもうちょっと多感で、「ばあばはきっとすごく寂しいだろうから、今度会った時はハナちゃんの話をしないほうがいいよね?」なんて言ったりしてね。

そうじゃないよ、誰も口にしなくなるとか忘れてしまうとかのほうが多分つらいんだよ。思い出すことは辛いかもしれないけれど、でも忘れてしまうことのほうがもっと辛いから、忘れないように、一緒に過ごした思い出や楽しかったことをずっと忘れないようにみんなで話ができるのが一番いいんだよ、って娘には話した。なんか小2の癖にそんな気遣いができて、小学生らしいアホっぽいところもいっぱいだけどそういうところがやたらしっかりして芯が強いから父ちゃん気持ちが緩んで娘の前でえんえんと泣きました。



悲しい時は泣けばいいし、楽しい時は一緒に笑えばいい。後から後悔するのが一番馬鹿らしいから一緒にいる時間は一生懸命楽しく過ごして、そして絶対忘れないようにしたいなあと。前に飼ってたウサギのことは実家の庭に出るたび「でっかい穴掘ってたよなあ」と思い出すし、桜の季節が来るたびに余命1ヶ月を宣告されたばあちゃんを連れて泣きながらドライブしたなあとか思い出す。死者に対してもっと優しくしておけばよかったというのは卑怯だ、って書いてたのは村上春樹だったけど(ねじまき鳥?笠原メイかな)それは本当にそうだと思う。



生き物はいつか死んでしまうし、その生を食らって僕らは生きている。だから、生きている間に人に対して可能な限り真摯に接しないといけないし、命を食らうということについては感謝の気持ちを忘れちゃいけないんだと思う。



そんな風な話をやんわりとご飯食べながら風呂に入りながら娘としたけど、言葉の意味はわからなくても、勘のいい子だからニュアンスや空気感はしっかり理解してるんだろうなと思う。ハナが身をもって教えてくれることを、もっと上手に伝えられたらいいんだけどね。ちなみに、僕にとってこうして文章を綴ることは自分の気持ちを整理することです。考える時も、落ち着かせる時も起こっている時も、キーボードを叩いて文章にすることで自分の気持ちはかなり整理される。だからいつもこうしてブログを書くのです。娘が生まれる前からだからもう9年だよ。よくやるよねえ。


ハナの思い出



昔からの写真を見返して、なんだか懐かしくも切ない気持ちになりました。ハナちゃん、今までありがとうね。