Web屋パパの日々の泡

子育て、ウェブ、サッカー、キャンプ、とりあえず身の回りのいろんなことを自分のログとして書き記していくブログです。

黒田辰秋展 @美術館えき

奥さんと休みを合わせて京都に行って来た。たまには子供抜きでのんびりと。何となく駅で見かけて持って帰った黒田辰秋展のチラシがカッコよかったので久しぶりに京都の美術館まで。

京大前の進々堂で使ってるテーブルというのは知ってたけど他にどんな作品がある人が知らずにいて、チラシ見たらかなりインパクトがあったので気になってた。

木工、漆、螺鈿、それらの細工を全部一人でやって、それまで一般的だった工程ごとに職人が分かれていた工場に新たな一石を投じた、と。いわゆる個人作家の走りなんだなあ。民芸運動の始めに河井寛次郎柳宗悦らとともに行動したとかわかりやすい記号が並ぶ。


指物の家具や木工製品もさることながら、茶道具に使われる漆や螺鈿がとにかく美しい。デザインも秀逸。時期的に40-60年代くらいの作品が多く、まさにミッドセンチュリーにパントンなんかに影響を受けたか与えたかみたいな際立ってポップな造形物を手で作り出してて、その完成度の高さに舌を巻く。いやあ、かなり見応えあった。


クラフトや工芸品好きな人は是非見に行って欲しい。素晴らしい展示でした。