映画 コンタクト
台風で家にいたのでみたかった映画をのんびり見る。プライムの映画はいつでもみれるからとなんとなく見ないまま過ぎてしまう。
最近SFづいているので宇宙モノを。
- 発売日: 2013/11/26
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改めてみてみると20年前の映画。機材が古いとかジョディフォスターが今の僕より年下で可愛いとかわくわくポイントが多い。そして、J・P・ホーガン3部作読んだ後で見るとまた深みがある。
宇宙人が父親の姿で出てくるのがどうなのというツッコミどころは、描かないことで想像を補完するという意味でとても良かったと思う。BECKで主人公が歌わないのと同じロジックだ。語らないことで多くを語るのだよ。
そもそもインターステラーでも宇宙人は描かれていなくて、半端なクリーチャーが出てきて興ざめになるよりはよっぽどいい。僕らは地球外生物について何も知らないのだからねえ。
地上で起こる政治や思想や保守や革新や、リアルで皮肉たっぷりな描き方もとても良い。地球政府が出来て宇宙と対峙するより、アメリカが覇権を取ろうとする方が幾分現実的だし、今なら中国が金出すとかいうシーンも入るんだろうな。
宇宙から届いたコンタクトを解析してその内容を元に宇宙を目指す。実現したのか思い込みなのか、人の気持ちを抱えて宇宙に出ていくという「今から一歩先」の宇宙の話で面白かった。
「星を継ぐもの」で語られてたいろんな物語が少しずつ影響してそうなこととか、科学と宗教の対立も、実はあの話のアレじゃないかとニヤニヤしたりとかしてね。
とても良かった。「SF映画の金字塔」みたいなことではなく、しみじみと良かった。