Web屋パパの日々の泡

子育て、ウェブ、サッカー、キャンプ、とりあえず身の回りのいろんなことを自分のログとして書き記していくブログです。

地域創生的なやつについて

今年はいろんなところで地域の話を聞く気がするな。地域ブランド、町おこし、地方創生、いろんな言い方がある。どれもしっくりこない。

いろんなところに行ったり関わったりしてみると、発信側と受け手のギャップは大きいなあと思ったりする。それと同時に自分にも何か出来ることはあるだろうかと考えたりもする。

自分の趣味や興味の範囲でしかわからないことも多いけど、人が集まったり耳目を集めてるのはなんやかんやいうてデザインの綺麗なところが多い気がするな。西粟倉村、神山町上勝町。大きくなくても綺麗な設計の建物があって、その地域の独自のもの(食べ物や木材や)があって、情報の発信され方が綺麗でちょうど良い。自分が好きなだけと言われたらそうなんだけど。

一方そこそこお金があるところは綺麗なウェブサイトがあったり動画があったりして、広告の匂いが強くなる。わかる、よくわかる。うまく行ってる例もそうじゃないのもあるんだろうけど街が積極的に発信するのは良いことだと思う。


でも結局は行政じゃなくてそこに住んでる僕らくらいの中間の世代がどんなビジョンを持ってて、それを中枢にいる人たちが活かせているかみたいな事に終始するのかなあと思ったり。

なにも電車も通らない山奥の町村だけの話じゃなくて、人口の多い堺も河内長野も、地方都市として何を発信していくかってことになってくる。そんな気がしてる。ふるさと納税、商業施設の誘致、自然環境や歴史資産。万博や世界遺産が正しいやり方なのかはわからないけど、「地方に小さなブリュワリーやコーヒーロースターを作る」と言うやり方だけでは国のビジョンとしては確かに不十分なんだろうな。かといって「大きなイベント」が必要かとは思わないなあ。万博は、今の多様化多量化した社会で育ってる子供達にとっては、何か面白い影響あるかなあと楽しみにはしてるけどね。どんどん世界は細分化してるのに、ここで改めて集合的なイベントやったらどうなるんだろうと。


結局、行政がやることはどこかピントがズレていて、商売してる人やそれを楽しもうとする人たちが、イベントしたりライブしたり面白い店を始めたり、そう言うことの集合体が「面白い街」になってくるんだなあと言うことをぼんやり考える。尾道には散策して楽しいところは多いけど、世界遺産に名乗りをあげる堺は歴史遺産を別にぶらぶらして楽しいエリアがどれだけあるだろうとか。

いずれにしてもデザインとかテクノロジーとかデジタルメディアとか、僕はそう言うのが好きなのでその中でどんなことが出来るのかなあとぼんやり考えてる。早くに動いている身近な人を見ながら、今はまだモヤモヤしてるけど。