Web屋パパの日々の泡

子育て、ウェブ、サッカー、キャンプ、とりあえず身の回りのいろんなことを自分のログとして書き記していくブログです。

子供の進級と家族の時間

新学期が始まって、子供たちはまた一つ学年が上がった。家から通学の地図書いたりゼッケン縫い付けたり、誰それと同じクラスになったよと報告を聞いたりするのが家族の春の行事になって久しい。ああ、春がきた。

周りの友人に相次いで子供ができて、生まれて間もないところから、妊娠がわかって上の子と奥さんのケアで自転車乗ってる場合じゃないやと言う人まで、遊ぼうぜと声をかけてもお互い都合を合わせるのは難しくなっていく。ああ、そんなもんだよね。わかるわかる。

家族で過ごす時間はかけがえないものというけれど、その時間は本当に一瞬で、僕らが歳を取るより速いスピードで通り過ぎていく。3年生と6年生。大きくなっても記憶に鮮明に残るくらいの歳になって、お姉ちゃんは思春期感出てきた。10代に体験したり考えたりしたことはその後の人生のほとんどを決定すると思ってるので、極力彼女の生き方をサポートしてやれるようになりたいなあと思う。

自分のことは基本的にその次。健康に留意することと、意識的に運動を続けることは少し別の軸(と言い聞かせる


子供たちにとって、家族で一緒に何かすることはファーストチョイスではなくなってて、それはここ一年でかなり顕著になってきた。友達と遊ぶとか習い事に行くとか、ゲームや漫画、そういう「自分の興味の向く先」が優先されるようになってきたし、そこで移動手段やお金が必要な時に「どこどこ連れてってやー」とお声がかかる。真っ当な育ち方だ。

例えば吉野の桜が綺麗だとしてもそこまで無理に連れて行く必要はなくて、花見がしたいと言われれば近所の公園でも十分。彼らの世界はまだそこまで広くない。親としても、出かける時にすべからく連れて出かける必要がなくなったのは寂しくも気楽でもあり、「長い時間出かけるのに家に置いていけない」みたいなことでない限りは別行動も増えてきた。お昼代渡して弁当買ってきてと言った方が子供らも楽しいみたいなことも多々ある。


我が家は今、はっきりと転換期にあるんだなあと感じる。次のステージに向けてお金も貯めとかなきゃいけないし、家族で過ごす時間もやっぱり大切。


息子はボーイスカウトがカブに上進するので親が付き添いに行かなくてもよくなってくる。僕らの時間もできるし息子の成長も加速するような気がする。娘も来年には中学生。どんな風になるんだろうなあ。



子育ては正解なんかなくて、でも一つ一つの選択は後になってボディブロウのように効いてくる。ただ真摯に向き合うだけというシンプルなことだったりするな。そしてそろそろ「子育て」って言うようなフェーズじゃなくなってるなあと感じたりもする。親の後ろを付いてくる時期が終わって、彼らが自発的に歩こうとしてるのをサポートするとか助言するとか、前を向いて進んでるうちは勝手に行かせておいて振り返った時にちゃんとそこにいる、と言う距離の取り方が良いんだろうかなんて。それが正しいのかはやっぱり分からないんだけど。

勝利も敗北もないまま孤独なレースは続いていく、だよ。その孤独さというのか見返りのない行為に、共に話し合い励まし合い、一緒に歩いていけるパートナーがいるということはとても心強いのだけは確かなことだけど。


結婚して、子供ができてからの十数年で自分が体験したことは本当に面白いなあと感じる41歳の春。子供はいいぜ、みたいな安直な事ではなくて、僕自身はそれによって学ぶ事や考えることが多くて良かったなあと感じるのです。

今年は色々キャンプ行ったり家族で出かける予定があるので楽しみだ。