Web屋パパの日々の泡

子育て、ウェブ、サッカー、キャンプ、とりあえず身の回りのいろんなことを自分のログとして書き記していくブログです。

遺伝子や家族のことを考える年末

スターウォーズを何度も反芻する今週。物語の根底にある、抗うことが出来ない血縁や遺伝、家族という強力な力について考える。最近映画見てそれをネタに言及されてるテーマについて考えることが増えた。歳とったからな。

スカイウォーカーという血の強さや、自分の出自を探し求めて乗り越えようとするレイ。自分は何者かとか自分自身の選択がどこか親に似てるとかDNAに宿命として刻まれているとかそういうテーマはずっとあってそれ故にスターウォーズが昼ドラっぽくなるんだけど、自分の子供達を見ててもそれに似たようなことは感じる。娘が自分と同じような行動原理で動いてたりする。こわいな。

自分の妹と、昔はそんなに似てると思ったことはないけど最近は会う人に「めっちゃ同じ顔」って言われることが増えたし、妹の話し方は母に似てきたり、自分も普通に話してるつもりが「今のお父さんっぽかったなあ」とおもったりする。

もちろん母親はおばあちゃんに、父親はじいちゃんに似てきててそういうどんどん何かが憑依していく感じはもうどうしょうもねえよなあ。別に親に似てくることが嫌だとかそういうのじゃなくて、それは多分どうしょうもない事なんだろうなと思うわけで。多分自分の部屋が片付かないのも遺伝のせいだから仕方ない。いや、そうじゃないな。



息子はやっぱり今年も無邪気にサンタクロースがリクエストに応えてくれたと喜んでいたし、娘は中学生になるのを控えてどんどんシニカルになる。成長が早いから中学生の頃の僕とよく似てる。無駄に理屈っぽい。

一緒に過ごしてある時間がそれほど長くなかったり、僕の子供の頃を知らないはずなのに似てくるんだから、自分が父親のロールモデルと知らずに思っている父親に似るのはもうどうしょうもないんだろうな。


だったら自分はどうあるべきかとか何を子供たちに伝えるべきかとか、時代の変化を前にそもそも伝えるべきことがあるのかとかを考える。

若い子が、スターウォーズ全部みたけどつまらん、おっさんらはこれをみて何をうれしがってるんだという感想をツイートしてて、それは全くその通りだと思うし、今の時代のエンターテインメントに触れてきた世代がノスタルジックなSFを見て同じように感動できるわけがないよな。バックトゥーザ・フューチャーを親子でみたけど、それは既にSFじゃなくてコメディみたいになってる気がするんだよなあ。懐かしのミッドセンチュリーモダン。
僕らが見てるのは最先端の次の時代を切り開く新しい映画ではなくて、ノスタルジーと定番劇で、水戸黄門的な吉本新喜劇的な、そうそうそういうのっていう話の展開なわけで。「ラスト10秒で全てが変わる」みたいなのじゃないやつ。

子供の頃、時代劇も演歌も昭和歌謡も好きじゃなくて、そんな古臭いの見なくていいやんと思ってたので、やっぱりスターウォーズは古かろうと思うよ。未だにスターウォーズNIRVANAスラムダンクの話するのが面白いので、なんだかんだと10代の頃に心動かされたコンテンツをずっとしがんで生きていくんだよな。だから娘にも「10代は目一杯楽しめよ」と伝えてる。


という事で今年ももうすぐおしまい。あと数日仕事頑張ってのんびり休もう。