Web屋パパの日々の泡

子育て、ウェブ、サッカー、キャンプ、とりあえず身の回りのいろんなことを自分のログとして書き記していくブログです。

新しい出会いから得るもの

自転車に乗るようになって丸3年、ここ1年くらいでいろんな人と出会う機会があって面白い。元から知り合いだった人とチャリ乗りに行くと新しい発見があったり、全く知らない人と初めて会ってもなんとなく共通の話題があるからとっかかりは話しやすい。

こないだ初めて自転車乗りに行った人は17歳で、高校卒業したばかり。父親は僕とそんなにかわらなくて、うちの娘と6つしか違わないんだからそりゃそのくらいになるわな。

ただ、一回一緒に走りに行くと年齢差ってあんまり関係なくて、なんなら走るのは彼の方が早いし若いから体力もある。使ってる機材にしても僕の小遣いと高校生のアルバイトだと差がないどころかいいもの使ってたりもする。それを年齢でマウント取るなんて老害の極みだし、自分の子供と接してても感覚的なものについては子供から学んだり気づかされたりすることはとても多い。

一緒に行動してて、未成年に対しての責任みたいなものはある程度あるのは自覚してるけど、来月には社会人になるわけだし、保護者でも上司でもなくただの自転車乗りの友人として接してるので誰が偉いとかそんなようなこともない。


セクハラやパワハラ、いろんなコミュニケーションがやりづらくなっているんだけど、やりづらいと感じるのは自分の中のハラスメントの加害者の側面がそう思わせるだけ。

歳を取った自分が気楽にいきていくのに、同じ世代のおっさんで集まるのが最近とても心地よいんだけど、そうして若い人との接点が出来るのはとても面白い。


歳を取って少しずつ頑固になったり好きなものが固定化してきたり、新しいものをどんどん吸収したり興味の対象が広がる子供達に比べて成長が鈍化するなあと感じることはやはりある。新しい音楽を聞いたり、知らない店に行ったり、新しい人と出会うきっかけは意識しないと手に入らなくなってきてるけど、そこには新鮮さや驚きがたくさんある。


こないだ読んだ「同窓会に行かない」という記事。

business.nikkei.com

同窓会自体は否定しないけど、これだけコミュニケーションツールが発達してれば、会いたい人には同窓会でなくても連絡とって会いに行くし、わざわざ集まって飯食いに行かなくてもなあっていうのは少しある。


気心知れた友人と集まって昔話をするのも面白いけど、それ以上に新しいことや自分の知らないことに出会えるのがとても楽しいんだよなあ。

自転車や音楽、自分の好きなものと似たようなクラスタにいるけど今まで出会わなかった人たちから受ける刺激はとても大きい。仕事の上での利害関係もなく、地縁やら血縁とも違う、面白いと思うことが共通でお互いの趣味の範囲で敬意を持って接することが出来るのはとても良い。


自転車の面白いのは乗ってることそのものよりもそうした人の出会いみたいなところにある。いくつか共通言語になるところはあるけれど、走る時の速度域と強度が基準かなと思ってて「ガッツリ走りたい人」と「のんびり写真撮りながら走りたい人」は相入れにくい。それでも「今日は登るよ」とかそんなに飛ばさないとか、速度域が合えば一緒に走れる。そこに、性別年齢国籍みたいなことは関係なくて、とてもフラットに付き合いができる。うむ。

何かの機会に走りに行ったり紹介されたり、全国各地に知り合いが少しずつ増えてきた。地図を見て知らない土地に行くのも楽しいけど、誰かの地元に訪ねていくのは楽しみ方が広がってよい。色んな事情で中止や延期がなくなったりするけど、今年も楽しい事がたくさんあるといいなあ。