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Web屋パパの日々の泡

子育て、ウェブ、サッカー、キャンプ、とりあえず身の回りのいろんなことを自分のログとして書き記していくブログです。

iPhone7の発表にがっかりする人と深読みする人を見ながら思うこと

iPhone7、発表されましたね。ちょうど母親が「あたしもスマフォにしようかしら」なんて言ってるので、7plusを勧めてみようと思いますが、自分的には今回はいいかなと思ってます。3G→4→5→6、と来たのでiPhone丸8年使ってきたけど、初めてその周期で買わないiPhoneになりそうです。いや、悪いってことは無いしお金があれば全然買い替えるんだけどね。


www.apple.com


で、ネットで見かけるいろんな人の意見になんとなく違和感があり、まあそんなもの人それぞれなんだけどなんとなく気になったので自分なりの感想と見解をまとめてみます



スマフォが「最先端の物を持つもの」じゃなくなってきてる

iPhone6を買って2年。正直今まで(特に3Gと4)は、黎明期で成長期で革新的だったので、「2年前の端末」というのが完全に古びてしまってた。スマートフォンを囲むインフラの状況なんかも変わってきてて、例えばLTEに初めて対応したiPhone5が出た時は「やっとまともに使えるようになる!!!」と思って買い急ぎました。で、今となってはもちろん色んな進化や新機能はあるんだけど、そこまで切羽詰まった確信は起こってない。むしろ、2年使ったiPhone6でも十分で、そりゃ何倍速いと言われたりカメラがどのくらいきれいになったかをアピールされたりもするんだけど、「いや、今で困ってないよ」ってのが正直なところ。

あえて言うなら、今の6のApple Careの保証が効く間にもう一度有料で本体交換してもらって新品のを使い直してもいいかなあと思ったりもするけど、でも1年前に本体交換してるからバッテリーもへたってないし、外傷も無い(ケースにガラスカバーつけてるからね)から「交換しないともう使えない!」みたいなこともない。写真も十分きれいだし、それ以上望むならコンデジ使うだけだし、事実月を望遠で取るとかサッカーの試合で選手を取るとか、そういうのやっぱりiPhoneでは限界あるしね。


昔と違ってカメラにWi-Fiが搭載されて転送できるようになってるし、周りの環境やインフラが整ってきたおかげで、「iPhoneそのものに求めるもの」ってのが少し前とは明確に違っている。iPhoneがハブになってあれこれ出来るようになることは楽しみだけど、それは周辺機器だったりアプリだったり、「iPhoneそのもの」ではない。僕にとっては。


3Gとか4とかのころはまだ今よりこじんまりしてて、みんなでコミュニティ的に知識を持ち寄ったりしてたなあと思い出す。「買いたいんだけどどれにしたらいい?」「なんかいいアプリある?」「どうやって使ったらいいの?」なんて、もう数年聞かなくなったし、だったら「いろいろ新しいこと詳しいこと」も必要なくなった。まあ仕事柄そういうのが必要だったのもあるけど、とにかく今はそういうのが必要ない。最新端末である必要を特に感じない。


いや、欲しいけどね。でも、まあいいか、って思えるようになった。


筐体への愛がないから、どれでも一緒

6のサイズが嫌だとか、iPhone SEが値下がりしたからそれにするとか、まあ小さい端末のよさは確かによくわかるけど、実際大きくなって使ってみたら画面大きいと使いやすいと思うので、今から小さいサイズに戻るのは大変だなーと僕は思います。「iPhoneは5のサイズが一番よかった!小さいの出すべきだ!」派の人はTwitterでもかなりたくさん見かけた。よくわかる。でも、「メーカーが売れゆきとか考えてそうしてるんだし、しょうがないよねー」と思ってたし、そもそもそれでいうと一番最初の3Gの時のまるっこくて手に収まって、使いやすくて最新機器なのに親密感があるあの形が今でもよかったと思うので、そうじゃない時点でどうでもいいなーって気がしてます。


だから、3Gと4は裸のままでケースつけずに使ってたけど、5からは大きくなったうえにアルミ筐体でツルツルすべるのでケースをつけるようになった。本体のまま使わないことはアップルのデザインの意思に反するんだろうけど、そんなことにこだわって落としてガラス交換してお金が飛んでいくのもばからしいし、そもそも「本体のまま美しく使うべき」っていうなら「じゃあそのサイズで作れよ」ってなるわけです。


調べてみたら諸問題あったけどアップルが純正ケースを出したのはiPhone4の時で(バンパーだけ)背面全部を覆うケースが出たのは5sの時。それも含めたファッションアイテムみたいに紹介してたけど、結局「ケースが無いと傷つく」ってことでしょ。メーカーが公式に認めてるんだから。ジョブズが「傷がついたアルミは美しい」って言ってたのは有名で、ケース自体を最初は否定してたから手のひらに収まるサイズだったわけで、実際、3Gやもっというと昔のiPodなんかもがんがん傷ついてるけどそれは自分の使ってきた証だから好きだったけどね。


なので、「大きすぎる」とか「色がねえ」なんてのも個人的にそんなにテンションあがったり下がったりしないのです。


iPhoneに革新性はなくなったのか?

これもよく見ますね。すごくよくわかります。発表会前に大量の情報がリークされて、その答え合わせみたいにキーノートが進んでいくのは面白くもあるけどがっかりもあって、「なんだよ予想通りだよ」とか「それAndroidで出てるよ」とか、今回のに至っては2009年に出てた富士通ガラケーと一緒、みたいのもあった。あれは笑った。



さて、その上で「毎年発表される携帯電話に、皆が想いもよらない革新的な新機能を実装」することは、誰に取ってメリットがあるんだろうかって思うわけです。


だって、多分iPhoneを使ってる大半の人は「Bluetoothってなに?」「Airdropってなに?」「ヘルスケア?なにそれおいしいの?」みたいになってるはずで、持ってる機能の半分も活用できてないと思うんですよね。革新的な機能をがんがん盛り込んでいくと絶対費用に跳ね返るし、いうなれば現状で詰め込まれてる革新的機能を全部抜いた2万くらいのAndroidで満足できる人はかなり多いはず。Bluetooth5に至っては転送速度2Mbpsあるんですよ。それ、どれだけ使ってんの、って感じですよ。

革新性満載の新しい端末。新しい使い方、新しい機能、今までと違うやり方。うーん。


あと、革新性がなくなったってことは、それはそれでいいことなのかなと思ってます。ずっと愛用してるSDカードをWi-Fi化する「Eye-Fiカード」が、ついに開発終了になるというニュースがありました。

www.gizmodo.jp


カメラがWi-fiにつながるという革新的な機能。ところが8年経ってそれは普通のカメラにもついている機能になって、2万円くらいのコンデジですらWi-Fi対応になってる。当時はイノベーションユビキタスだと言われていたけど今はそんなこともなくなってしまった。で、中の人が言ったのがこれ。

アイファイジャパン株式会社立ち上げの経緯と心境は4年前に書いたこのブログにあるとおりで「5周年はあっても10周年はないと思え」という言葉通りの展開となってしまいました。
でも、私はそれで良かったのだと思っています。イノベーションはその役割を果たしたら、イノベーションではなくなるからです。「あたりまえ」になることがイノベーションのゴールなのです。

これ、いろいろ考えさせられますね。


iPhoneの終わりの始まりとかいう意見

これ、詳しくないのでよくわからないんだけど、たとえばイヤフォンジャックがなくなってLighteningケーブルだけになるのはどうなのよってのがあって、汎用性のある端子が専用端子にいれかわっていくなんて、SCSI→Fireireとか、USB→Thunderbolt(これはまあ汎用性あるっちゃあるんだけど)とか、電源ケーブル→USB3みたいな逆のパターンもあるけど、まあ今に始まったことではないし、「ワイヤレスで全部やる」ってコンセプトはわかりやすいしシンプルだと思う。まあ、市販のいろいろのジャックが使えなくなるのは困る人かなり多いだろうけどね。なんだかんだとイヤフォンはお金かけずにやってきたので僕自身は困らないけど。まあ、イヤフォンと充電ケーブルが一緒に使えないってどうなのとは思うけど。

とりあえずAirPodsだけ買っちゃうかしらね。



あと、日本だけSuica対応機能が盛り込まれるのは確かにどうかなと思うところもある。今までなかったし、言語とかはまだしも機能的なローカライズがあるって珍しいなと思ったりもする。なんだかんだとアップル製品18年くらい使ってるけどさ。でもまあ、OSの名前が「漢字Talk」ってなってた時代もある訳だから、それもそんなに気にすることでもないのかな。言い出すと日本語対応キーボードもどうなのってなるし、アメリカとフランスでキーボードの配置が違うとかもある訳だしね。いや、それとは違うのか。日本国内発売版と、海外発売版で機能が違うってのはどうなのかしらね。「外国人が東京オリンピックに来たときにSuica使えるのか」ってツイートもみたけど、そうじゃないってことだもんね。「日本人はiPhoneで電車に乗れるの?なぜ?」ってなるね。

でもまあ、競争とか低価格化とかイノベーションとかデフレとかいろいろあるから、結局そういうなかで勝ち残っていくことが大事な訳だもんねとなぜか弁護してみる。Macで惨敗して瀕死になって、iPodiTunes Music Storeで盛り返して、さらにiPhoneiPadでグンと延びて、AppleWatchで突き放すはずが失速しちゃったというアップルにしては、まあ、ジョブズ以降云々言われようが生き残らないとどうしょうもないとは思うだろね。

Pitapaは対応外だったので、とりあえず買ったとしてもPiTaPaはそのままで別のSuicaを登録して使い分けたりするんだろうな。多分何かと便利だろうから。あ、Apple Watchで電車に乗れるようになるっていうけど、左に時計して右側の改札通るの大変だろうから、そういうのにチャレンジするおじさんは左利きの苦労を身にしみて理解すればいいと思うよ。ははは。



とはいいつつ

あまのじゃくゆえに、こんなこと何となく考えてみたんだけど(反対意見が多いと是非賛成したくなってしまう性格)、まあ、自分としてもしっくりきてないのは事実。色んな理由で特にいらないと思うけど、かき立てるようなものが出てほしいとも思う。でも、結局スマートフォンという業界においてはそれはある程度行き尽くしたのかなーと思ってます。

例えばテレビが薄型大型になってハイビジョン対応した時点でほぼ終わって、それ以降は3Dだ4Kだとうたわれてもそんなにときめかないのは、ハイビジョンの時点でテレビのイノベーションは終わったから。パソコンも、ノートが1kg切るくらいから小型化せずにタブレットに切り替わるとかハイスペックのもそんなにこまめに買わなくなったのもPC自体のイノベーションが終わったから。ゲーム機も同様に3DSPS3でほぼ終わったんじゃないかなーなんて思うのです。任天堂はそういうところにWii Uとかの変化球を持ってくる訳だけど。


となると、「携帯電話がまさかこんなに進化するなんて」と思ってた10年前(そのころはW-03とか出てたの真剣に欲しかったけど)からは想いもよらないことが起こってる訳で、それこそジョブズが言ってた「電話を再発明」ってことなんだろうなと改めて感じる訳です。時計も再発明はうまくいってないけど(欲しいけど)、次はどんな新しい想いもよらない物が出てくるかって事の方が楽しみかなーと思います。




新しくスマフォに機種変更しようとする母親や、タイミング的に買い替えを検討されてる方には何の問題も無いいい製品だと思うよということは声を大にして伝えておきたい。ただ、僕は個人的にはいらないなーと思ってるよってのと、それに関してあれこれ言う人がおおいのもなんだかなーと思います。