Web屋パパの日々の泡

子育て、ウェブ、サッカー、キャンプ、とりあえず身の回りのいろんなことを自分のログとして書き記していくブログです。

生活の中で空間を支配するもの

テレワーク、子供の成長、初めての期末テスト。
ここ最近の生活の様子は随分変わったけど、その中で気付いたり気遣ったりすること。

それは、空間を支配する3つのこと

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ここ最近の大きな変化は音。音はとても支配的。
結婚する人の条件として「音楽の趣味が近い」というのはとても大切だと思ってたけど、好きな音楽が何かというだけではなく「音楽を聴く習慣」が全く合わないとこれは地獄。

休みの朝に好きな音楽かけてのんびりしたい人と、ラジオの人の声が落ち着く(さらに曜日固定の番組が楽しみとか)とか、休みの日に音楽かけず環境音がリラックスできるとか、そういうのでだいぶ居心地の良さは変わる。

自分が好きじゃない音楽を朝からガンガンかけられるとストレスになるよね。すぐ我慢できないとかじゃなくても10年も経てば他のところに出てきたり。


幸いうちはそうじゃなくて家で音楽好きなのかけたりしてたけど、子供が大きくなってくると事情は一変。


遅くまでテレワークで会議してると必然的に家族は静かにせざるをえないし、子供がテレビでYouTube見ながらケラケラ笑ってるとそれに被せて音楽聴くわけにもいかない。その場に流れる音は一つがいいところで、音は空間を支配する。

必然的に家でもイヤホンやヘッドホンで音楽聴くようになるし、息子はゲームするのにマイク付きのやつが欲しいと言い出す。なるほど。ゲームの音は聞こえなくてもひたすらオンラインチャットしてる様が流れてくるのか。


AVアンプにスピーカーつないで、映画や音楽やエンタメを消費しながら家で過ごす時間を思っていたけどそんな風にもいかなくなってくる子育て13年。親の好きな音楽をかけて空間を支配すると、当然子供は自室でヘッドホンになるわなあ。

ということで僕が寝室に篭ってYouTubeとか見てることも増えるし、これの解決策というか行き着くところは「全員個々にヘッドホン」だろうな。

匂い

家が臭い。
インテリア雑誌やインスタで見かける綺麗な部屋はだいたい恐ろしく綺麗で無臭。なんかフローラルないい香りがするんだろうな。

タバコやめて来月で13年、匂いにそこそこ過敏になってしまいヘビースモーカーの人と同席すると息苦しいし飲み会に行かない理由の大半は服と髪がタバコ臭くなるから。自分も吸ってたからわかるけど、「飯食ってる時にタバコ吸うやつ」ってなんだろうね。いや、いいよ、いいんだけどさ。

5人で飯食いに行って4人が喫煙者で、店も喫煙可ならそりゃお前が文句言うなってなるし(だからそもそも飲みに行かない)、筋が通ってる。ただ、5人中4人が非喫煙者でも残りの1人の人って飯食いながらタバコ吸うやないですか。あれなんだろうね。店の外でとか、今は我慢とかそういうのないことの方が多いよね。わかるよ、飲みながらタバコ吸うの楽しいからね。でもなあ、って今は思う。


もとい、子供のいる家はだいたい臭くて、小さいうちはどうあがいても排泄物の匂いがほんのりするし、腕や首のシワのところのほんのり臭い可愛い匂いとかもあるよね。あれいいよね。

我が家は来月には13と10歳になるので体臭が少しずつ歳をとってきた感じになる。そして子供は風呂嫌いやもんね。わかる。僕も本当に風呂嫌いだった。

髪の毛や部屋、洗濯物が一人暮らしの大学生男子みたいな匂いになってくる。匂いは空間を支配する。

上からかぶせて違う匂いにするのも苦手で、芳香剤や柔軟剤、アロマやお香もとても苦手。一瞬ならいいけど、それが部屋にずっと残るときつい。ついには娘がお香焚きたいといいだして、しかもそれがインセンスみたいのではなく毎日香がいいというので勘弁してくれと断る。


せめて私自身は臭くないようにとマメに風呂に入るようになったし(信じられる?)加齢臭対策のシャンプーやボディシャンプーを使うようになった。


匂いはどこまでも逃げられない。密室でトイレットペーパー が香り豊かとか地獄だ。



雰囲気

なんとなく嫌な空気は空間を支配する。それは場の空気で1番強い。なのでなるべくいつも平穏でいたい。

職場でも家庭でも、不機嫌な人が1人いると遠慮して雑談も減るし「後でいいことは後で言おう」ってなる。ちょっと機嫌が悪い時の方が子供が夕飯の準備を手伝ってくれる。そうだよ、大人の不機嫌は場を支配するんだ。いや、大人だけじゃないな。


「自分の機嫌は自分でとる」というのを去年くらいから見かけるようになったけど本当にそうやなあと思う。誰だって機嫌の悪い時はあるし原因がはっきりすることもよく分からないままの事もある。でもどっちにしても「ああこれはストレスがたまってるな」とか、「今自分は不機嫌だ」ということをちゃんと理解しないといけない。アンガーコントロール

そういう時は積極的に1人になるし、身体を動かしたり、甘いものを食べるようになる。なんでもいいんだけど自分の機嫌の良くなることをカードとして持っておかないと自分が疲れるし、周りにもいい影響をあたえない。


40を越えた父親の存在は、多分畏敬の念だの疎ましさだのいろんなものがあるだろうけど子供らにとって「一緒に遊んでくれる面白い人」だったポジションは少しずつ変わっていく。自分自身も怒りっぽくなったし涙じょうごになる。ああそうか、感情の振れ幅が大きくなってきてて自分で制御できないんだ、これは歳を取ったんだなということをおぼろげに理解してくる。


思春期の頃の親との衝突も少しずつ理解してくるし、親というもののロールモデルがそこにしかないからつい子供たちにも同じように接してしまう。いかん。そこに注意がいった時点で少し距離を取るようにしてる。そうだよ、俺は今何にかわからないけどイライラしてるよ、と。

自分がイライラしていると全然いい影響ないもんなあ。わかる、すごくわかる。


会社に行ってると何となくどこかで発散できることもあるんだけど未だかつてないくらいに行動範囲が狭くなってて、洗濯したり掃除したりしながら仕事をしてる。家庭にとっては良いことなんだろうけど、学校から帰ってきた子供たちが「なんや、お父ちゃんおったんか」とがっかりした顔をするのも1度や2度じゃないし、友達が遊びにくるからと寝室に追いやられるのも新しい日常。

子育ての思春期ステージ

かれこれ13年近く子供のいる人生を送ってきてるけど、それはやっぱり途中のどれとも違う新しいステージ。マリオで1面はチュートリアルで、そのあと海のステージや空のステージで全く違う戦い方をするように新生児と幼児とは違う過ごし方になる。

「家族が集えるゆったりしたリビング」よりも「個々を尊重したプライバシーの守れる空間」の方が今はプライオリティ高い気がするもんね。3年したらまた違うこと言ってるんだろうな。


ハラスメント、児童虐待、個人情報、IoT、テレワーク、新しい日常。自分がどう思いどう行動してきたかみたいなことだけじゃ子供とこれからも向き合っていくのは大変で一瞬で老害扱いになるんだろうな。面白くも難しい。


と、長々と書いてきましたが、以上が今家族の間で「文鳥飼いたい」熱が高まっている事に対する私の反対意見でした。可愛いのもわかるから、SNSで眺めるに留めておいてください。申し訳ない。